ミズイカ狙いで超有名な野北漁港大波止

ミズイカであまりにメジャーになり過ぎてしまった野北漁港大波止

ミズイカ狙いのメッカとして、県外ナンバーのクルマも駐車場で見かけるほど有名になり過ぎた感じがする野北漁港です。

 

 

今から25年以上も前に、野北漁港に通っていた時は大波止は、なんと切れ波止だったんです。^^;

 

 

その当時の私はまだ20代後半で、こちらの西日本新聞社から平成3年に発刊された「航空写真で見るFISHIHG POINT 福岡県の海釣り」という本を見ては東奔西走していた頃でした。

この本を頼りにいろいろな釣り人から情報を得たり、個人釣具店のオヤジさんたちからいろいろなことを聞き出してアチコチに通っていたんです。^^;

 

 

当時1冊4000円もしたこの本を買うのは勇気が要りましたが、この本をバイブル代わりにいろいろなイメージを働かせていたものでした。

 

 

初めていく釣り場にはワクワクする期待感さっぱり釣れないのでは?と言う不安感もありましたが、今振り返るとこの本のおかげで随分と知らない釣り場に行くことができ、いろいろな釣りができたことを思えば、随分と安い買い物だった・・・と思います。

 

 

仕事でクタクタになって帰宅した時も、「次の休みの日はどこに釣りに行こうかな〜?」とばかり、この本を布団の中に入って眺めながら寝た記憶が蘇ります。^^;

 

 

当時はエギングをする釣り人は誰一人もいませんでしたし、泳がせ釣りヤエンでミズイカを狙う釣り人など皆無も皆無。
ここだけではなく、どこに行ってもエギングをする釣り人など・・・いなかったのです。

 

 

あれから凡そ30年の歳月が流れた今では、一年中エギングをしている釣り人を見る様になりました。^^;

 

 

ミズイカも春イカと秋イカが良いとされていたんですが、真夏でも真冬でもエギングで釣れることが分り、結果的に通年エギングをする釣り人が現在進行形で増加しています。

 

 

 

野北漁港に釣りに行くと言えば、昔はメイタ〜チヌ狙いが定番でしたが、今はミズイカ狙いが定番となっており、時代の変遷を感じずにはいられませんし、現在の大波止が切れ波止だった頃に比べると釣果は比較するに足りないほど釣れなくなりました。(涙)

 

 

当時は博多湾の沖防の渡し賃も1000円で、ここの渡し賃も1000円でしたが、目の前に渡すだけで1000円もするのか?!と、若干の怒りを感じながら渡りつつも、帰りはそれなりの釣果に満足できていたので、何度も何度も通ったんです。(笑)

 

 

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多彩な釣りが楽しめる野北漁港大波止

 

 

大波止が陸地と繋がったと言う噂を聞いて、各地からいろいろな釣り人が連日野北漁港に来るようにもなり、ファミリーフィッシングのメッカにもなってしまいました。

 

 

入れ替わり立ち代わりいろいろな釣り人が違った魚種を求めていろいろな釣り方をしたおかげで、「こんなところでこの様な魚も釣れるちゃねぇ〜!!」という驚くことが多々ありました。

 

 

小さなメタルジグでカマスの入れ食い!
外に向ってのショアジギングでヤズやネリゴが爆釣!
大波止先端の内側で86センチの巨大なヒラメが釣れた!
30センチを超えるアジが入れ食い!
手の平に尻尾が付いたぐらいのカワハギが入れ食い!!

・・・などなど、驚くことをたくさん見聞してきました。

 

 

でも、切れ波止時代と比べますと、総じて釣果は半減どころか3分の1以下ぐらいの感じがするほど・・・・・釣れなくなりました。(涙)

 

 

このことはここだけの問題でもない様な気がしますが、連日数十人ぐらいが入れ替わり立ち代わりこの大波止で竿を出せば、魚が少なくなるのは必定です。^^;

 

 

ですが、切れ波止時代を知らない釣り人にとっても、それを知る釣り人にとっても、この野北の大波止は今でも魅力がある釣り場のひとつであることに変わりはありません。

 

 

300円の駐車代金を払ってでもいろいろな釣り方が出来ますし、上手な方の釣り方が参考にもなるビギナーにはお勧めの釣り場であることには変わりはありません。

 

 

野北漁港大波止での釣り

 

 

一口に野北漁港と申しましても釣り場はかなり広大で、いろいろなポイントがありますが、今回は大波止について解説致します。

 

 


駐車場から外海に向って延びているのが大波止です。

 

 

内側も外側も狙え、内側は波止の幅も広く、駐車場横にはトイレもあり、ファミリーフィッシングには最適な釣り場です。

 

 

但し、外側を狙う犬走りは非常に狭く、海面までの高さが凡そ8〜10メートルぐらいあるために、ベテラン以外は外側の犬走りからの釣りはお勧めできません。

 

 

 

 

昔からこの細い犬走りの先端部分はチヌの好ポイントとして知られていますが、チヌが釣れても通常のタモではまるで届かずにこの釣り場では「落としダモ」と呼ばれるロープが付いた特殊なタモを使うのが常套手段です。

 

 

犬走りが細いために、これまでここから海に転落した釣り人は案外いまして、切れ波止時代の春先に乗っ込みチヌを狙っていた釣り人が海に転落したのを間近で見た私は一貫してここから竿を出すことをしなくなりました。^^;(基本ビビリなため・・・)

 

 

春先に乗っ込みチヌを狙うのであれば、こんな危なくて身動きもままならない場所で竿を出さなくてもいくらでもあります。

 

 

なので、外側を釣るときは、途中のカーブ地点の足場が広いところから釣りをするようにしましょう!

 

 

先端部分には大きなテトラが入っており、ウキ釣りエギング穴釣りの好ポイントですが、大きなテトラは転落したり滑ったりする危険がありますから、くれぐれも用心して釣りをしてください。

 

 

野北漁港大波止で狙える魚たち

 

 

春先から内側でウキ釣りをしている常連さんのターゲットはこちらのチヌです。

 

 

ミズイカにつきましては説明する余地もないほど、ここでは釣れていますが、釣具屋さんの情報みたいには釣れていません。(爆)

 

 

サビキ釣りはもちろん、ちょい投げ釣りも出来ますので、いろいろな魚種が狙えます。

 

 

ちょい投げ釣りでは、キスカレイマダコが釣れます。

 

 

細い犬走りの手前からの外側のウキ釣りでは、クロバリ型の良いアジ・・などが狙えます。

 

 

ソルトルアーを試す絶好の場所でもあり、外側のショアジギングでは青物のヤズネリゴサゴシ・・・などが狙え、メバリングでのメバルロックフィッシュも狙えます。

 

 

内側でのソルトルアーではカマスアジメバルアラカブなども狙えますし、マゴチやヒラメなどの俗に言うフラットフィッシュの実績もあります。

 

 

年によっては、内側の際に型の良いカワハギが湧くこともありますし、今では貴重な魚であるアイナメが釣れることもあります。

 

 

いろいろな魚が、いろいろな釣り方で釣れるのが野北漁港の大波止の魅力ですから、あの手、この手といろいろな釣りを試してみることをおススメします。

 

 

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