足の裏サイズのメジナは夜のヘチ釣りで狙うのが一番簡単に釣れます!

メジナ釣り

高価な竿やリールを購入して、安くもない撒餌代や瀬渡し代を使ってウキを使ったフカセ釣りをする方が多いのがメジナ釣り。

関西ではグレ釣り、九州ではクロ釣りと呼ばれています。

私の周囲にもメジナ釣りのファンがかなりいて、地方の釣り雑誌のグラビアを飾るような腕ききの釣り仲間もいますが、帽子から靴に至るまで、ありとあらゆるものをがまかつで揃えている俗に言うがまラーの連中です。

彼らが通常メジナ狙いで瀬渡し船で当番瀬に渡るときは、予め釣具屋さんで沖アミや配合エサ(集魚剤)を混ぜ、真夜中に出発して、瀬渡しの船宿で1~2時間仮眠をしてから、夜が明ける前に瀬に上がるようにしています。

1回の釣行で、車のガソリン代や高速代を割り勘し、マキエ代や付けエサ代、瀬渡し代、自分たちの昼飯代などを計算すると、一人15000円から20000円ぐらいかかります。

私も何度か彼らに同行しましたが、寒くて風が強いときは、安くもない金を出して、どうしてこんなことまでしないといけないのか?と、自問自答することが度々ありました。

釣れたところで、20センチから35センチぐらいのメジナが大型クーラーに入らぬぐらい釣れ、釣れないときは25センチぐらいのメジナが2~3枚、或いは完全なボウズと云うこともあります。

たまに外道も釣れますが、20~40センチ弱のメジナばかり30匹ぐらい釣っても、食味からするとあまり嬉しい釣果だとも思えません。

同じ種類の魚は2~3匹ぐらいで、いろいろな種類の魚が釣れた方が食味としては嬉しいに決まってますよね?

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足の裏から35センチぐらいのメジナなら安近短で釣れる!

瀬渡しで渡る磯釣りの楽しさや地磯での釣りの楽しさも承知しているつもりですが、足の裏から35センチぐらいまでのメジナでしたら、僅かなエサ代だけで十分楽しめる釣り方もあるのです。

それは、近くの防波堤からの夜のヘチ釣りあるいは落とし込み釣りです。

「夜の」と云うことがかなり重要になります。

時期的には通年釣れますが、1月3月ぐらいは数が少なく、もっともよく釣れるのは6月ぐらいから12月ぐらいにかけてです。

大きなものは35センチぐらいで、30センチ前後のメジナは全く珍しくありません。

手のひらプラス尻尾で25センチぐらいの足の裏サイズなら、時期にもよりますが、入れ食いで釣った端からリリースするぐらい簡単に釣れるのです。

夜釣りのヘチ釣りや落とし込み釣りでメジナが簡単に釣れる防波堤の条件

メジナは大きな内湾の湾奥にも居着く魚なのです。

基本的には外洋の潮通しの良い場所にしかいないようなイメージがあるかもしれませんが、湾内にもかなり入ってきて居着きます。

但し、メジナが居着くには条件があり、壁面がフラットになっている垂直堤防にはまず付きません。

防波堤に等間隔に潮を通すために穴が空いている防波堤や、足元から下がオーバーハングになっているような防波堤だとか、防波堤に無数の構造物があるような場所にメジナは付きます。

日中でも手のひらクラスは釣れないことはありませんが、夜釣りの方が警戒心が薄れるのか、型の良いメジナが簡単にしかも浅いタナで釣れます。

また、夜釣りの方がいろいろな魚種が混じり、キープして自宅で魚料理をするには嬉しいものです。

※テトラにも必ずメジナがたくさん付きます!

テトラポットがあるところには必ずメジナが付きますが、すぐに穴に逃げ込まれて釣りにくさ満点です。

更に夜のテトラの上からの釣りは危険過ぎます。

私自身も絶対に夜はテトラからの釣りはしませんし、ましてや初心者に薦めることを絶対にしません。

夜のテトラに乗ってまで釣りをしなくても30センチ前後のメジナは、足元で簡単に釣れますから。

30センチ前後のメジナを足元で簡単に釣るタックルや仕掛けやエサ

まずはメジナを釣り上げるタックルや仕掛けはクロダイを狙うときと、ほとんど同じです。

ヘチ釣りの場合はヘチ竿やアジングロッドにヘチリールを付けたタックルを使い、落とし込み釣りの場合は落とし込み用の竿に落とし込み釣り用の太鼓リールや小型両軸リールを使います。

リールに巻くラインはナイロンラインの3号で、ハリスは1・5~2・5号のナイロンあるいはフロロのどちらでも構いません。(初心者はなるべく2・5号が良いと思います)

ハリは私の経験上、丸セイゴの12号がどんな魚にも向いているので、こちらをよく使います。

ガン玉は針の上6~7センチのところに3Bを1個打つぐらいが適当だと思います。

エサはアオイソメが50グラムあれば十分ですし、もちろんですがマキエは一切不要です。

まとめ

安近短でのメジナ釣りの方法がお分かりいただけたでしょうか?

・近くの穴の開いているような防波堤
・夜のヘチ釣りか落とし込み釣り
・エサはアオイソメ50gのみ

たったこれだけのことで、20~35センチのメジナがその気になれば2~3時間で10~20匹は釣れると思います。

私はメジナ専門に狙ったことはなく、クロダイ釣りやメバルやカサゴ狙いの副産物として釣っているだけです。

真剣にメジナ専門に浅いタナを決め打ちするような釣り方をすれば、もっともっと釣れると思いますが、同じ魚種ばかりを釣っても私自身も面白くありませんし、食べるにせよ他の魚が混じった方がいいから狙わないのです。

お住まいから防波堤が近い方であれば、アオイソメ50g代=500円ぐらいだけで安近短のメジナ釣りが楽しめます。

そもそも夜のヘチ釣りや落とし込み釣りをしたことがない方が多いと思いますが、やってみることをお勧めします。

年なしのクロダイや70センチを超えるシーバスが初心者でも十分狙える釣り方です。

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