防波堤から釣るのが難しいと云われているクロダイですが、重要なことは「よく釣れる釣り場」を開拓(発見)することです。
ほとんどの人が竿を出さないようなポイントでは、ヘチ釣りや落とし込み釣りで30センチ~50センチオーバーのクロダイが、入れ食いすることだってあるのです。
実は大都市の湾内に流れ込む河口域では、そんな「マル秘ポイント」がかなり点在します。
「マル秘ポイント」の特徴としては、車が停められない場所だとか、昼間は人の往来が結構あって、竿を出したりするのが少し恥ずかしいような場所です。
このような場所に、夜に自転車等で赴いて竿を出せば、1投目から40センチを超えるクロダイがハリに掛かることは珍しいことではありません。
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ヘチ釣りや落とし込み釣ではエサ代0円はごく普通です!
コロナ禍で、家族全員が手軽に遊べるアウトドアとしてファミリーフィッシングが流行っていますし、女性も気持ち悪い虫類や臭いオキアミやアミエビを触らない釣り方として、ルアーフィッシングやエギングに人気があります。
しかしながら、ファミリーフィッシングにしてもルアーフィッシングにしても、それなりにはまれば、どんどんお金がかかります。
特にルアーフィッシングは、凝りだすとお金がいくらあっても足らないほどタックルやラインやルアー代がかかりますし、その他のマストアイテムも結構お金がかかります。
ファミリーフィッシングにしても、マキエ代や仕掛け代などは、人数分いりますからバカになりません。
私は釣り歴が長く、たいていの海釣りをやってきましたので、一番安く上がる釣りはヘチ釣りや落とし込み釣りではないかと思っています。
道具も仕掛けもシンプルですし、エサは自分で現地調達できるものも多いのです。
エサ代が0円でも、釣れる魚は大物も釣れますので、多くの防波堤釣りの中でもマニアックな釣り人が多いのがヘチ釣りや落とし込み釣リです。
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エサ代が0円になる現地調達できるエサについて
クロダイが良く釣れるエサで、エサ代0円で現地で採取できるモノをいくつか挙げてみますと、次のようになるかと思います。
2 岩ガニ
3 フナムシ
4 巻貝&ヤドカリ
これ以外にも、地域によっては、カメジャコ、テッポウエビ、フジツボ、パイプ貝、ヒラヒラ、海エビ・・などが現地で採れるところもありますが、まずは上記の4つの採取の仕方や必需品などを紹介します。
カラス貝(イガイ)の採り方と必需品
カラス貝(イガイ)は、大潮のド干潮の時に防波堤などに出かけて、丁度カラス貝(イガイ)の層が波で洗われながら、壁面に付着しているのを確認します。
年によってはほとんど付着してない年もありますし、赤潮が発生して落ちてしまう年も少ないくないからです。
あることが確認できましたら、なるべく干潮時にタモの柄とイガイ取り器を持って出かけます。
イガイ取り器にはネジが切ってあり、タモの柄の先端に付けられるようになっています。
写真のようなイガイ取り器にネットがついているモノでないと、せっかく壁際をこそいでも、波でカラス貝(イガイ)の塊が海底に落ちてしまうばかりです。
いろいろ私もこれまでいろいろなイガイ取り器を使ってきましたが、こちらがダントツでおすすめです。
ネットがついていないイガイ取り器を使うときは、タモを1本出して、カラス貝(イガイ)の層の下で受けていないと次々に海底に落ちて行くので、採るのが大変です。
岩ガニの採り方と必需品
クロダイやキビレやイシダイ・イシガキダイのエサになる岩ガニは、ゴロタ浜の石の下にたくさん隠れています。
ゴロタ浜にも色々あり、大潮の満潮時でも石がごろごろしている場所もあれば、大潮の干潮の時にしか行けないような場所もあります。
そのようなゴロタ浜にある岩をはぐるといるのが岩ガニです。
岩には牡蠣殻などが付着しており、素手では手がズタズタに切れてしまいますので、軍手が必要ですし、靴もスニーカーや草履などよりも長靴があった方がいいです。
長靴は折りたたむことが出来て、収納袋がついている日本野鳥の会 バードウォッチング長靴がとても便利です。
カニを入れる容器は、基本的にはカニが脱走しなければ、何でも良いと思いますが、100円ショップなどで蓋つきのバケツを購入すればよいと思います。
フナムシの採り方と必需品
フナムシは凄く早く動き回りますので、なかなか捕まえられないのが実情です。
ですが、夜暗くなってからですと、日中よりは随分と簡単に捕まえることができます。
フナムシの捕獲に必要なモノはこちらです。
ハエ叩きと虫かごです。
若い女性たちがいる前で、真顔でフナムシを追い駆けていると、不審者と思われるフシがあるので要注意です。
巻貝&ヤドカリの採り方と必需品
防波堤や岩場などに付着している巻貝や巻貝と思って採ったら中にヤドカリが入っていた。などと云うことが多々あります。
巻貝を石で叩いて殻を割って、身のみをハリに刺してエサにすると、色々な魚が釣れます。
ヤドカリも同様に殻を割って中身を取り出してハリに刺します。
特に用意するモノは不要ですが、滑ったりしないように用心することと、牡蠣殻がついているような場所では軍手をしておいた方が無難です。
巻貝やヤドカリが入っている貝を割るには石ころでも大丈夫ですが、ないときはあらかじめハンマーを準備しておきましょう!
最後に
ヘチ釣りや落とし込み釣りのエサの多くは現地調達できるものが多いですし、現地調達の方が食いが良い気がします。
魚たちも普段食べ慣れているモノの方が安心して食べれるのか?と思います。
エサ代が0円ですと、年間を通すとかなりの金額が浮くことになります。
浮いたお金で、ハイエンドのヘチ竿やヘチリールを買うこともできます。
どうしてもエサを買わねばならないときもあるでしょうが、現地調達を心がけると、お金を使わないで楽しく遊ぶことができます。
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