タケノコメバルとカサゴ(アラカブ)の違いとは?
釣りをする方でも、タケノコメバルとカサゴ(アラカブ)区別がつかない方が案外多いのです。
写真の左側の4匹がタケノコメバルで、右側の4匹がカサゴ(アラカブ)です。
確かに色や模様は似てなくもないのですが、見慣れると、間違う意味がさっぱり分からない!と思えるほど、列記とした違いがあります。
まずはタケノコメバルをご覧ください。
バス持ちが非常によく似合うロックフィッシュです。
カサゴ(アラカブ)よりも顔が尖っており、精悍なイメージがあります。
ソイの仲間で、東北方面ではもっぱらベッコウソイと呼ばれることもあるみたいです。
次にカサゴ(アラカブ)をご覧ください。
タケノコメバルと模様が違うのが一目瞭然です。
それにタケノコメバルよりも顔が尖っておらず、ゴツゴツとして厳ついけれど、可愛らしくも見える顔つきをしています。
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どうしてタケノコメバルはあまり知られていないのか?
カサゴ(アラカブ)は全国的に人気がある魚で、穴釣りはもちろん、ルアーフィッシングや船釣りでも、釣れて嫌な顔をする釣り人はほとんどいません。
しかし、タケノコメバルは全国的にはどちらかと云うとマイナーな魚で、魚屋さんに並ぶことはあまりありません。
釣り歴が長い方でも、タケノコメバルを釣ったことがないという方は珍しくありません。
特に投げ釣りがメイン、マキエを使ったクロ釣りなどの上物狙い、船釣りがメイン…などと云う方はタケノコメバルはなかなか出会う機会が少ないかもしれません。
ヘチ釣り、落とし込み釣り、穴釣り・・などをする方にとっては、カサゴ(アラカブ)以上によく釣れるお馴染みさんの魚でもあるのです。
近年は、ジグヘッドにワームを付けたルアーフィッシングで釣れるので、人気が出てきた魚です。
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タケノコメバルVSカサゴ(アラカブ)の大きさや美味しさの比較
福岡市近郊でよく釣れるタケノコメバルのアベレージサイズはおよそ25センチぐらいです。
もちろんそれよりも小さなものも良く釣れますし、30センチを超えるタケノコメバルも珍しくありません。
私が知りうる限り、福岡県下でも40センチを超えるタケノコメバルが釣れていますが、三陸海岸などでは50センチを超えるタケノコメバルが釣れています。
つまりタケノコメバルはかなり大きく成長するようです。
一方カサゴ(アラカブ)は20センチぐらいが多く、船釣りでもなかなか25センチオーバーは狙って釣れるサイズではありません。
おかっぱりからは、夜のヘチ釣りで尺前後のカサゴ(アラカブ)が釣れることもあります。
但し、私が釣った、知り合いが釣ったカサゴ(アラカブ)でも31・5センチどまりです。
玄界灘にはボッコと呼ばれる沖アラカブがいますが、似ていて非なるカサゴの仲間です。
さて、食味ですが、私は圧倒的にカサゴ(アラカブ)の方が美味しいと思います。
瀬戸内海のある地方ではタケノコメバルを高級魚として珍重する地方もあるみたいですが、これまで何度も食べてみて、タケノコメバルが美味しいと思ったことは非常に少ないのです。
シーバス同様に個体差が激しく、酷いものになると、新鮮なのにもかかわらず、刺身にして口に入れただけで舌を刺すようなエグ味を感じるものもあるのです。
私の釣り仲間には、お煮つけやムニエルにするとメチャ美味しい!と云う方もいますが、私はカサゴ(アラカブ)の方が旨いと思います。
ただ、これはあくまで私の主観であり、釣れた場所や料理法で異なると思いますので、旨さに関してはあくまで参考程度にとどめていただければよいと思います。
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