ミズイカ狙いの聖地と化した志賀島の東波止(赤灯台)
エギングが流行って久しいのですが、福岡近郊でミズイカをエギングで狙うなら志賀島の赤灯台と糸島の野北漁港は、外せないと言うほどミズイカ狙いでは定評がある釣り場としてすっかりお馴染みになっています。
3月後半から6月ぐらいにかけては、赤灯台がある波止の先端部分はエギンガーで占拠されるほどの人気の釣り場と化しました。
ですが、以前はメイタ〜チヌ釣りの一級ポイントとして知られ、先端部分の外側のテトラからマキエを撒いてウキフカセでチヌ狙いの釣り人がズラリ・・・といた釣り場でもあるのです。^^;
エギンガーが近くでエギを投げるのを嫌ってか、近年ではこの東波止でウキ釣りをしている方はアジゴの泳がせ釣りでミズイカを狙う方が多く、時代の変遷を感じさせる一面もあります。
マキエを撒いて静かにチヌを狙いたい釣り人にとってみれば、左右のテトラで次々にエギを投げ込まれるとウンザリするのか、近年この釣り場でのメイタ〜チヌ狙いは敬遠され気味です。
ですが、釣り場はこの赤灯台がある東波止だけではなく、通称内波止と呼ばれる海水浴場に面した波止もありますし、投げ釣りが禁止されている湾内での小魚狙いも面白いものです。
私はこの東波止では、もっぱら小物釣りを専門に釣りに出かけていますが、案外侮れない魚たちが釣れるんです。どのような魚が釣れるのかをポイント解説で参考にしてください。
東波止、内波止、コンクリートブロックがある東波止の付け根付近、船溜まりでは釣り方と釣れる魚がまるで違いますので、いろいろな魚をいろいろな釣り方で狙えるビギナーにとってもベテランでも楽しめる釣り場なのです。
スポンサードリンク
志賀島の東波止(赤灯台)の釣り場解説
まずは釣り場の地図をご覧下さい。
釣り場を@ABCの地点で解説致しますので、参考になれば幸いです。
@の釣り場
引き潮の時に姿を現すコンクリートブロックがあるポイント。
先端部分から虫エサなどで脈釣りをするとアラカブやメバル、小型のアコウが狙える。
満ち込みのときは、コンクリート部分の壁面にメイタ〜チヌが寄るために位置を確認しておいて撒き餌を撒いてウキ釣りをするのが定石。
Aの釣り場
先端部分に行く堤防は大きなテトラが近年入れられた。
どこからでもエギングでのミズイカ、ウキ釣りによるメイタ〜チヌは狙える。
先端部分の内側は浅く、以前は時期は限られるが、夜釣りでアラカブやメバルが釣れたが、場荒れ気味で年々型が小さくなっているような気がするのは私だけではないはず。
人気のポイントは、何と言っても先端部分のテトラ。
だが、近年は春イカと秋イカのシーズン以外にもエギングをする釣り人が多く、ウキ釣りをする釣り人が減少傾向。^^;
メイタ〜チヌの魚影も濃く、梅雨グロも手の平サイズであれば狙えるし、夏場のバリの好ポイントでもある。
もちろんだが、アジゴを使った泳がせ釣りではミズイカだけではなく、仕掛けが異なるがヒラメ、スズキ、マゴチ、ヤズ、ネリゴ、サゴシ・・などが釣れることもある。
(エソも多いが???!)
湾内向きにウキを流す時は、くれぐれも漁船の邪魔にならないように心掛けてほしい。
また、大きなテトラが入ったために危険度が増したので、用心して釣っていただきたい。
テトラからの穴釣りも面白いが、夜の単独釣行は危ない。
Bの釣り場
こちらにも書かれている様に港内への投げ釣りは禁止されています。
特に、船と船の間からの投げ釣りは厳禁!!
キャステングが下手な人は、絶対にするべきではない。
船にオモリをブチ当てたり、作業の邪魔をするのは、もってのほかである。
だが、反対解釈をすれば、ウキ釣りや脈釣りは、漁師さんたちの邪魔にならない限りにおいては、しても良いと言う意味にもとれる。
要は、なぜ投げ釣りがいけないのかをよくよく考えて欲しい。
オモリが付いた仕掛けを放りっぱなしにすると、船の往来に邪魔だし、船に目がけてオモリが飛んで来る様な事態も考えられる。
漁師さんたちの生計を立てる場所で、「海はみんなのものだろう??」などと言った屁理屈でしたい放題するのは釣り人としては恥じるべき行為でもある。
ロープに釣り針が掛かったままにすると、漁師さんたちがケガをすることがある。
これらのことに注意しながら船がないところ、作業をしていないところで竿を出せば問題はないはず。
私はこれまでここで釣りをしていて、注意されたこともなければ、迷惑をかけた記憶もない。
際狙いでは、夜に小型のメバルやメイタ。
船溜まりでは、キス、ハゼ、メゴチ、チャリコ・・などが狙える。
漁師さんたちに煙たがられてまで狙うべき魚は釣れないので、小物フェチ以外は竿を出すべきではない。
Cの釣り場
志賀島の海水浴場に面して伸びた波止がこちらの釣り場。
先端部分からの港内にかけてのウキ釣りで、メイタ〜チヌが狙える。
海水浴場にかけては、投げ釣りでキスが狙えるが、釣り人のマナー・モラルとして海水浴シーズンは避けたい。
もちろんルアーフィッシングも出来るが、同様に海水浴シーズン以外を狙えば、ヒラメ、マゴチ、エソ・・・などが釣れる。
波止の付け根部分は、釣り禁止になっているために竿出しは厳禁。
もちろんだが、港内への投げ釣りはするべきではない。
冬場のこちらのポイントからのカレイ狙いは案外穴場。
夜のウキ釣りでセイゴ〜スズキも狙える。
くれぐれも漁師さんと漁船の邪魔にならない釣り方をして釣り禁止にならないように心掛けたい釣り場です。
志賀島の東波止(赤灯台)の楽しみ方アラカルト
釣りは潮次第で思っていたとおりに釣れないことがあります。
(釣れないときの方が多いぞ!と言う方もおられるかもしれません)
そんなときは玄界灘の海の幸をお土産にする方法があります。
春先から冬場にかけては漁港の船溜まりでマダコが狙えます。
また、冬場の漁港船溜まりの壁際ではナマコが獲れます。
乱獲はしないように、必要最小限に止めておけば、お土産には不自由しません。
スポンサードリンク