クジメのことをアイナメと言うな!

30センチオーバーが釣れると嬉しい貴重な魚がアイナメ

20年前ぐらいまでは防波堤の際に置き竿でも簡単に釣れていた魚がアイナメです。

 

 

 

お粗末なコンパクトロッドのタックルで、ミチイトに中通しオモリをヨリモドシで止め、市販の40〜50センチの長さのハリスが付いたハリにアオイソメを刺した仕掛けを海底に沈めて竿先にスズをつけてアタリを待つといういい加減な釣り方でも、家族が3〜4人であれば十二分に食べれるほどの数のアイナメが簡単に釣れていたものです。

 

 

博多湾では人工島の埋め立てが始まった頃から徐々にアイナメが釣れなくなり、私はてっきり人工島の埋め立てが原因でアイナメやカレイが少なくなったものとばかり思っていたんです。^^;

 

 

ところが、糸島方面でも志賀島方面でもアイナメの数が激減し、関門の船釣りや投げ釣りなどでもめっきり数が少なくなったことを勘案すると、地球温暖化による海水温の上昇が大きく影響していることは疑うべき余地がないと思います。

 

 

昔はどこでも当たり前のように釣れていたアイナメが、今では狙って釣れる魚ではなくなったこと自体が非常に悲しく寂しく感じているのは私だけではないと思います。

 

 

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45センチオーバーのアイナメはロクマルのチヌより価値があるかも?

 

 

釣りの本などでは30センチオーバーのアイナメポン級だとかビール瓶サイズなどと表現しているものもありますが、正直なところビール瓶ぐらいの太さのアイナメは40センチ前後でなければビール瓶ぐらいの太さにはなりません。

 

 

30センチ前半のサイズのアイナメは20年ほど前までは1回の釣行で数匹釣れることも珍しくありませんでした。

 

 

ところが、昔も40センチ前後のアイナメ年に1本釣れるか釣れないかと言う程度でした。

 

 

西日本では、40センチオーバーのアイナメは、昔から50センチオーバーのチヌよりも圧倒的に数が少ない魚だったと記憶しています。

 

 

アイナメは周知のように関東以北、とりわけ東北や北海道などでは50センチを軽く超えるサイズのものがいます。(北海道のウサギアイナメではない!)

 

 

余談ですが、凡そ30年ほど前に東京に転勤していた時期は横浜の沖の防波堤に渡って釣りをしていたのですが、その当時瀬渡しをする横浜の山下橋の釣具屋さんの店内やガラス戸に貼られていた50センチオーバーのアイナメの魚拓に仰天したものでした。^^;

 

 

今でも目に焼きついているのが58センチのアイナメの魚拓

 

 

「こんなバケモノみたいなアイナメがいるのか!!」と、博多を含め九州ではまずお目にかかれないビッグサイズのアイナメに驚愕したものでした。

 

 

顔見知りだった釣具屋の店主に尋ねると、千葉の外房の勝浦から活きたイワシをエサにヒラメを狙う時に結構釣れることを聞いて再度ビックリ!!

 

 

このときに大型のアイナメはフィッシュイーターであることを思い知らされました。^^;

 

 

近年では、プラグやワームでアイナメを狙うのはソルトルアーでは当たり前のことですが、それも場所によります。
少なくとも福岡市近郊では、アイナメはルアーで狙って釣れる魚ではなくなりましたし、昔からルアーでアイナメを狙う釣り人なんか皆無でした。

 

 

話が逸れましたが、私は福岡市近郊で45センチオーバーのアイナメを釣ったことがありませんし、他の釣り人が釣ったのを聞いたことも見たことすらありません。^^;

 

 

そもそも西日本で、そこまで大きな個体のアイナメがいるのかどうかも分りません。

 

 

50年以上も釣りをしていて、福岡市近郊でロクマルのチヌが釣れたこともほとんど見聞しませんが、それ以上に45センチオーバーのアイナメが釣れたことを見聞いたしません。(今はその記録を抜かれていますがクロダイの日本記録であった70センチオーバーのクロダイ船越漁港で釣られています)

 

 

 

アイナメとクジメの区別がつく「違いの分かる男」になろう!

 

 

ガッカリする残念な本や雑誌があります。

 

 

それは、クジメの写真を平気で載せてアイナメ釣りを解説しているもの・・・。^^;

 

 

校正する方もアイナメとクジメの区別がつかなかったのか、著者もクジメをアイナメと思い込んでいるのかは不明ですが、アイナメとクジメは似て非なる魚です。

 

 

クジメとはこの様な魚です。

 

 

「アイナメじゃないか!!」と思っている方もおられるかもしれませんが、ちょいと違うんです。

 

 

どこがどう違うんだ?と言う方のために、見分け方を申し上げます。
もう一度こちらの画像をご覧下さい。

 

 

アイナメに比べると、口や顔が小さい
アイナメと比べると色が濃い
アイナメと比べると目の周りの模様が明らかに違う
アイナメと比べると大きくならない

 

 

いんや、分らんばい!!と言う方もおられるかもしれませんが、釣り比べるとすぐに分るんですが、アイナメがなかなかいないので比べようがありません。^^;

 

 

クジメは糸島や志賀島方面の地磯や穴釣りではチョクチョク登場しますが、最大級でも30センチギリギリぐらいです。

 

 

私の釣り人生の中で、35センチオーバーのクジメは釣ったこともありませんし、他の釣り人が釣ったのも見たことがありません。^^;

 

 

30センチぐらいになったクジメはそのあとどうなるんだ?と聞かれても、そげなこと知らんバイ!!としか申し上げられません。^^;

 

 

それはともかく、インスタントコーヒーのCMの謳い文句ではありませんが、アイナメとクジメの区別がつく、「違いが分る男」になろうというお話です。

 

 

 

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