シーバス以外にもエラ洗いする魚が身近にいます!その魚とは?
エラ荒いとはハリに掛かった魚がハリを外そうと海面を割ってジャンプし、ジャンプしている最中に首を振って掛かったハリを外そうとする一連の動作です。
エラ洗いする魚で有名なのがシーバスです。
もちろんですが、ハリに掛かったシーバスのすべてがエラ洗いをするわけではありません。エラ洗いどころか海底に向って突っ走るシーバスもいます。
たまに、1匹のシーバスが何度もエラ洗いを目の前で繰り返すことがありますが、スズキクラスのシーバスのエラ洗いは釣り人をハラハラ・ドキドキさせ、男性に本能的に備わっている狩猟本能を駆り立てるはずです。
ルアー釣りにせよ、エサ釣りにせよエラ洗いを目前にしますと、テンションが上がりますし、アドレナリンやドーパミン、テストステロンなどが分泌されているのが分るような気もするんです。^^;
エラ洗いしたシーバスが海底目がけて一気に潜る時にドラッグ調整を上手くしておかないとラインブレイクで一巻の終わりとなる駆け引きがシーバス釣りの醍醐味だとも言えます。
「あれ〜、ハリから外れた?」と思って油断すると、シーバスが釣り人の方向に向ってくることが多々あります。
この様なクセ者のシーバスには、急いでリールのハンドルを回さないとシーバスに主導権を握られてしまいます。
それもまた、シーバス狙いの醍醐味でもあるんですけど。
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シーバス以外にもエラ洗いをするけしからん魚の正体
シーバスのエラ洗いは、それを狙う方であれば誰もが知るところですが、シーバス以外にもエラ洗いをやってくれるけしからん魚がいます。
それはこちらです。
キビレです。
尾ビレと尻ビレが黄色いのでキビレという安直な名前が付けられています。^^;
クロダイのように黒ずんでいなく、全身がギンピカの見惚れる美しい魚体をしています。
キビレは玄界灘に面した防波堤で釣れることは稀ですが、博多湾内や河口区域ではクロダイ以上に数の多い魚です。
クロダイよりも体高があり、同じサイズであればクロダイよりも引きが強く感じます。
すべてのキビレがそうではありませんが、比較的浅いタナでハリに掛かったキビレはスピード違反やろう!?と思えるほどの猛スピードで海底を逃げ惑うことがあり、ドラッグが緩んでない時は慌てさせられます。^^;
スピード違反のキビレには反則切符をお渡ししなければいけませんから、根に潜り込まれないように竿捌きが試される時です。
漁港などで1〜2ヒロの浅いタナでハリに掛かったキビレは、釣り人をあざけ笑うがごとく船と船の間などで海面から飛び出してエラ洗いをするのです。
周知のように漁港内は船を繋いでいるロープだらけなので、キビレに主導権を握られてしまえばラインがロープに絡まります。
釣り人の技量を試すかのようにエラ洗いをして猛スピードで逃げ去ろうとするキビレは、竿捌き、ドラック調整、素早い取り込みが試される魚でもあるのです。
障害物がない埠頭の海底などでカニをエサにして釣れる45センチオーバーのキビレの引きは圧巻で、一度味わうと病みつきになります。
残念なことにキビレはクロダイのように大きくはならないようです。
せいぜい40センチ後半ぐらいで、50センチオーバーのキビレを少なくとも私は釣ったことがありません。
果敢にエラ洗いをする50センチオーバーのキビレを釣るという目標を立てるのも釣り人としてはありかもしれません。
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